jammin'

心残り

心残り

眠りにつく頃にじわじわと思い出す。悔しかったなぁ。 小魚が水面を跳ねながら泳いでいる。突然水面が割れて水しぶきが舞い上がる。その横にルアーを送り込む。ここまでは今日何度か見た光景だった。あわてることなくゆっくりと動き出したルアーが水しぶきとともに水面下に消えていく。僕はネットを持ち水面をじっと覗き込む。群れを成した中の一匹がルアーをくわえている。デカい!と叫び手の届くところまであと数センチ。反転したお魚の口からルアーが水面に吐き出された。慌ててネットを水面下に突っ込み、届くはずがないお魚を何度もすくった。振り返ると、お魚の重みを感じたサルーダくんが“やっちまった”と悔しがっていた。 小魚を襲う場面を何度か見た。そして共通点も見つけた。場所は岸辺にある小さな立木やアシが絡み、風と日差しが遮られた場所。タイミングさえ間違えなければきっとお魚に出会えるはず。結果、少しの迷いとタイミングのズレにより、何の反応も得ることが出来なかった。 投げ倒した時はその余韻に浸り満足感に覆われる。そのはずだったが、今夜はズレが生じているようだ。あの時あの場所で何をどう使うべきかとアレヤコレヤが頭を駆け巡る。 風が吹き森がざわめく。木々が擦れる音に合わせてヒグラシがゆっくりと歌いだす。そして待っていましたと言わんばかりにコーラス部隊が一斉に歌いだす。その迫力に一瞬驚くが時の変化に耳を傾ける。もう一度この歌を聞けるだろうか。 いくつかの心残りをあの場所に置いてきた。きっとこれが釣り人の口実。次回はいつ行こうかとビール片手にルアーを眺めている。 Frankie Paul “Slow Down” サルーダくん、次回は秋の訪れを感じにのんびりと行きましょう。ぺこり。 Ue

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残響

残響

インターネット上では匿名性が高く相手の状態を把握することが難しい。興味という部分が先行して、いいねというボタンをクリックする。特に趣味を通じて知り合う事が多いが、インターネット上に止まりそれ以上先に進まない、進めようとしない事が多々ある。もし先に進む事があるとすれば、ごく自然な時間の流れで出会うであろうと感じている。 いつかお会いしましょう!と話してから随分と時間が流れた。そして先日久々のコンタクト。アプリの中で緩やかに流れていた時間が急に勢いを増す。僕たち的に言うならば激流に身を任せそれすらを楽しむ感じ。 ちょっと人見知りな僕は少しの緊張と旅の始まりを心待ちにしながら過ごした7月。 旅が始まった。 うっそうとした緑に囲まれ湖面。空を見上げるとただただ大きい山々が目に飛び込んでくる。眠さに捕まり瞼が落ちると動物や虫の声が聞こえてくる。 この場所に来れて良かったーと思いながらナバロの上で眠りにつく。 少しのぎこちなさはあったが、緩やかな時間の流れに乗りながら、徐々に距離を縮める。 お酒に満たされた頭の中は、朝に戻れたらいいのに という言葉が現れては消えていく。そして夜が静かに更けていく。 喉の渇きで目が覚める。ふと手にした携帯の画面に心が奪われる。僕も水面に浮かびたいと、ロバッち。。 お米の甘みと珈琲の苦みで体に残ったお酒が消えて行く。さてと、浮かびますかな。 魚の重みを少しだけ感じた悔しい気持ちとそろそろ旅が終わる寂しさを感じながらもくもくとキャストを続けた。 “みんなの事が好き”最後に聞いたこの言葉が僕の耳に残り続けている。 また来年この写真の中に僕がいる事を想像しながら帰路につく。 あっ、、子供と遊ぶじゃんけん効果かな。勝ってしまい申し訳ございません。なので、ガンガン使わせて頂きます。そして、皆さんのカヌーのように味が出るように使い込ませて頂きます。 誘っていただいた加藤さん、そして一緒に遊んでくれた皆さま、ありがとうございました。ぺこり。 Bitty Mclean “Make It With You” このブログを書きながら感じた事。鳴り終えた音の響きを楽しんでいるって感じかな。 Ue    

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相性

相性

2008年10月。とある川でミーティングという名の釣りイベントが行われた。あれから約9年という時を重ねた。 相性には “付き合ってみないことには判らない” という側面がある。もしくはゆっくりと時間をかけることで良し悪しが判断できる。 ゆっくりと時間をかけて感じたことは、一緒にいる時の心地よさ、笑いのツボが合う、ラーメンと肉が好きということ。例えば、蓮爾の麺や雷の渦巻き叉焼とかね。 9年間で何度も同船をした。釣り上げたお魚はこの川で3匹のみ。この川は相性が良いと捉える三中コンビは、老いとともに若干ポンコツ気味(笑) 前回はバッテリー切れでランチタイムに間に合わず、今回は店主不在。しす○亭とは相性が良くないのか、冷やし中華はまたもやお預け。 “来週岡さんとご飯食べるけどどう?” と誘われ訪れたワインダイニング ムブ。お酒がすすみ会話が弾み箸が出遅れたパイセン。 “あれ、さっき頼んだ肉が無いな” と呟いた。僕と肉の相性が良かったみたいでペロリと食べてしまったのは内緒のお話。 Big Belly Man “Admiral Bailey” そろそろお魚とダンスをしたい季節ですな。 Ue  

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うつろい

うつろい

どこかの国では澄み切った青空に映る飛行機雲を人々が希望の眼差しで見つめていたという。僕はそこまで深く思い考えて見つめていたわけではない。ただ、今日の釣りを少しだけ振り返っていた。 空を二分していた飛行機雲を見ていると距離と壁という言葉が頭に浮かぶ。くっきりと描かれた直線は時の経過とともに形を変えながらゆっくりと消えて行く。 前回は挨拶程度の釣り。だからまだ少し距離がある。一緒の船に乗ることで、測ることのできない距離が変化して行く。その変化はとてもゆっくりとしたもの。言葉で例えるならうつろいかな。 僕にとっての壁は釣れないってやーつ。昔は壁を乗り越えまた次に進んでいた。今はどうか。釣れない壁をも楽しんでいる。そうすると、たまに壁も崩れる事がある。 1月の釣行で呪いをかけられた(笑)その呪いは6ヶ月後に解けるとのこと。今日はちょうどそんなタイミング。遅ればせながら僕にも春が来たみたい。日差しは真夏でしたが。 距離の縮め方はさまざま。会話だったり、ちょっとした気遣いだったり。僕は若い2人の背中を見ながら、程よく距離が縮まったと感じた。だからこそ出会えたお魚かな。 鮭と釣り人は上流が好き。その代償はバッテリー切れ。皆で仲良く手漕ぎを楽しむ。いや、合宿だったね。 何年か前にJFLCCで会ってからゆっくりと距離を縮めて来た。なので、こんな時に連絡が出来る仲になった。バッテリー有難うございました。ぺこり。 あっ、酒々井近辺で食事をするなら、しすい亭でご飯を召し上がれー!メンコロがオススメです。 しすい亭ランチを逃した僕達は手漕ぎで疲れ切った心と体に少し濃い目のスープをゆっくりと染み込ませる。至福のひととき。 午後の部は時間も無いので近場の水辺にプカリと浮かぶ。日差しを遮る風裏のシェード、満水でクリアな水、出る気しかしないと雰囲気に飲み込まれた僕達は無言でキャストを続ける。何度か“しゃべれよ”と三村ばりのツッコミを入れながら時間だけが過ぎて行く。うっすらと闇が訪れストップフィッシング。もう少し釣りを続けたかったけど、楽しみは次回に残しておくもの。またゆっくりと遊びに行きましょう。 うつろいという言葉は変化の過程を表している。僕的にはゆっくりと時間かけ変化していく様。進んでは下がり下がっては進む。書き終えるまでに時間が掛かる僕のブログのようにね。 Frankie Paul “Slow Down” Ue

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風

4月の終わりは散りゆく桜を惜しむ風と新緑の香りをはこぶ風が吹く。その風に心が洗われとても新鮮な気持ちになる。そして心から釣りを楽しむ。 初バスの期待をはこぶ風が吹く 会話のリズムを作るやわらかい風が吹く 食欲を満たすしすいの風が吹く 冬の名残を残す冷たい風が吹く ブジュ、僕への追い風はいつ吹くと思う? Buju Banton “Not an easy Road” オカさん、ユーマックさん、次回は街中の渓谷に遊びに行きましょう。平賀さん、イギリスのうなぎでワンバイト頂きました。ぺこり。 Ue

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適合

適合

環境に適合するという壁にぶつかり立ち止まっている。 新しい保育園に行かないと言う。富士山を見ることが出来なくなった登園中の自転車では会話が少なくなった。保育園に着くと今にも泣き出しそうな顔でゆっくりと階段を上がる。別れ際を感じると我慢の限界で涙が溢れ出る。そして泣きじゃくる。 環境に適合するために少しずつ壁を乗り越え始めた。 久しぶりに聞いたお友達の名前。黒めがねと先生の特徴を見つけた。泣きながらハイタッチとバイバイをする。にんまりと笑い保育園楽しかったと強がる。そしてお気に入りの歌を大声で歌う。 カントリーロード 緑色が残る咲き始め。赤色に変わる散り始め。花吹雪を演出するかのように強く吹く風。桜の散りゆく姿はとっても素敵。 暖かな日差しで春の訪れを感じる事は出来たが、春の釣りという環境に全く適合出来なかった。ってか夏!? ランガンで春のデカバスを狙う人。ポイントに張り付く人。風裏に集まる人。人、人、人。釣り人に翻弄されたと言い訳をした自分が情けない。 自身のブログを読み返し大事な事を思い出す。確率をあげる為のエリアとルアー選択。そしてタイミングを捉えるため準備。今日すべきだった事をゆっくりと整理していくと、少しずつ答えが見えて来た。 次回の釣行ではまた少し環境が変化している。その変化した環境に適合して久々にお魚さんに挨拶をしたい。サルーダくん、またゆっくり行きましょう! Ue  

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囲む

囲む

現代社会では様々な事情があり家族で食事をする機会が少なくなってきている。家族で食卓を囲むということは絆を深め、食事を心から楽しむことだとあらためて感じている。 夜空が徐々に朝焼けに囲まれる。 青色に囲まれた湖。 立ち木に囲まれた幻想的な世界。 集合時間や場所を決めたわけではなくいつの間にかに囲み合う。 笑顔で食卓を囲む。 僕たちは釣りという遊びを通じて、様々なものを囲みながら絆を深めあっているのかもね。にしても、そろそろお魚に囲まれたい。 Tony Tuff “The First Time I Met You” ヒロシくん&初めましてのアキラくん、次回はサンケツしましょう。ベイベー、また釣れないに案内しますよ。ゲン、年に一度は一緒に浮かびましょう。 もう少し暖かくなってから水面デートしますかなぁ。 Ue

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静謐なひととき

静謐なひととき

日の出と共にコンクリートジャングルからひっそりと抜け出す。 Bob Marley & The Wailers “Concrete Jungle” 人と自然の関係を考える場所。ノイズが入らない静謐な空間。そこが僕たちの遊び場。 釣りを始めてから4、5分の出来事。ナカセちゃんが風裏にある木々が生い茂る場所にルアーを静かに着水させる。そして水面を優しくノックする。 ボカン! 静寂を引き裂く音がこだまする。“デカイ、デカイ、スゲー”興奮している僕をよそに、かなり冷静。何かがおかしい。 “大事な場面を見れなかった”と笑顔でうなだれる(笑)いわゆるこれがよそ見バイトってやーつ。何はともあれおめでとー。 目を閉じ耳を澄まし自然の匂いを感じる。そして自然の恵みを心と身体と胃袋に届ける。僕たちが水面で過ごす静謐なひととき。 僕の釣果は静かで穏やか。まさに静謐なひととき。 それもそのはず。ヌノさんの統計によると初バイトを逃すと6ヶ月は釣れないらしいですからね。 毎年恒例だね、、またゆっくりと遊びに行きましょう。ぺこり。 Ue

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僕の手帳には“2016年1月30日ヌノさんと釣り”と書かれていた。当日は悪天候のため釣りに行くことが出来なかった。そして2016年が終わろうとしていた。 ボカン忘年会は楽しすぎてすぐにほろ酔い。間違いなく記憶を無くすであろう会話の中で、ある場景が頭の中に浮かび、そしてゆっくりと消えていく。 次の日はまぁまぁの二日酔い。記憶をたどるが“楽しかった”しか思い出せない。ただ約束だけは忘れなかった、、はず。 なので、ヌノさん的スタイルであらためてお誘いしてみる。“しもしも~?北別府?”と。返事は“OKバブリー”と言ったかどうかは想像におまかせします。 おったまげ~。このままだとノラブログになってしまうのでバブルトークはここでおしまい。台車のエブリィワゴンにちょこんと乗っているヌノさんが可愛かった。因みに、給油口の場所が分からずガソリンスタンドであたふたした話は内緒です。 水面での再会の場景。 深い森の中から“ヴィーヴィー”と小鳥達のやわらかい鳴き声が水面に響き渡るが、冬の心地よい時間は足早に過ぎていく。吐く息は白くなりスッと消えていくのを眺めながら残された時間を楽しむ術を模索する。 かすかに残る日向とやわらかい光がゆっくりと闇に包まれていく。そして僕たちの一日が終わった。 結果は1バイト1バラシ。お魚の重みが今も手の中に残っている。あの場所に残してきた場景と手の中に残っている重みが消える前にまたのんびりと行きたいと思います。ヌノさん、ぺこり。 Carlene Davis “one day at a time” 癒しの場景。   Ue

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Have a great New Year…2017‼

Have a great New Year…2017‼

新年明けましておめでとうございます。本年もどうぞ宜しくお願い致します。 怪我にも泣かずにんまりとする。疲れた顔をしていると“笑って”と話しかけられる。僕たち親が2歳と5ヶ月の娘から笑顔という元気をもらう。 人数に対して船が少ないことなど誰も気にしない。 山々に囲まれた水面に笑い声が響き渡る。始まりも終わりもない。12月30日という日を笑って過ごす。 人と人が繋がる時、必ず笑顔が存在する。言葉はきれいに整然とはなされることがあり、思いが届かないことがある。そのような言葉より、時には笑顔がはるかに強い力を持つことがある。 今年の目標は、年末から始めたプチダイエットをベスト体重に戻るまで継続する。なんでプチダイエットかというと、ラーメンは食べたいもん。もう一つは、足踏みしている事を少し前に進めたいと思います。 皆さまにとって素敵な1年になりますように。そして、今年も笑いながら一緒に遊んで頂けたらと思います。ぺこり。 Bob Marley “One Love” jammin’ シャケ ゲン ウエ

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逸脱

逸脱

ハワイのローカルフードの一つ“サイミン”は、20世紀頃に外国人移民労働者の間で手軽な食事として広まった。干しエビと鰹節のさっぱりとしたスープにやわらかで程よい弾力が残る中太の麺。トッピングには細切り赤叉焼にナルト、青ネギなどが添えられる。このさっぱりとしたお出汁のようなスープに心奪われる。 レインボードライブインではサイミンの他にロコモコなどがボウルで手軽に食べることが出来る。そして安価で昔ながらのドライブインを楽しむことが出来る。 ワヒアワのシゲズサイミンスタンドはローカルのお気に入り。場所的に少し遠いので、行くとなると釣り後の一杯かな。 オススメはカリヒストリートにあるエソーズグリル。アヒのタタキやもち粉チキンも美味しいけど、ここのサイミンは一口食べると何故かホッとする。思い出しただけでもよだれが出ちゃう。 関係無いけど、ハワイでも飲んだ後にラーメンを食べてしまった。やっていることは日本と同じ。少し反省中。 話が逸脱しましたが、ここからが釣りのお話。 ハワイに行く前のメール。“午前中釣れなかったら延長しますよ”チノさんの優しい言葉が現実に。 僕が訪れた数日間は天候が悪く水面下の釣りでも厳しいとのこと。一緒に水面で釣りを楽しんでいたチノさんも途中から水面下を探ってくれた。きっと釣れない僕の為に。でも僕は いつだつ て、釣れないから大丈夫。これが言いたかったわけではありません。 今年も釣れないを一緒に遊んでくれたチノさんに感謝です。そして今回は完全試合。きっと“ウエさんが釣るのは いつだつ !!”と思ったに違いない。また来年、宜しくお願い致します。ぺこり。 Cocoa Tea “Come Again” Ue

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確率

確率

最近特に意識していることは確率を上げるという事。 例えば宝くじ。一等がよく出る売り場や相性が良い売り場、そしてゲン担ぎ。連番買いやバラ買いは確率というよりは夢を広げる手段。では、確率を上げるには何が必要か。単純だけど、一度にたくさんの宝くじを買う事だと思う。 操船をするということは魚との出会いを演出するということ。 魚がいる確率が高いエリアを探す。当たり前だけどこれが中々出来なかった。水が滴る岩盤があれば地形など関係なく打ち続けちゃう。昔釣れた場所があれば状況を考えず良いポイントだと思い込んでしまう。 例えば、深場から浅場へと底が傾斜している変化のある場所はベイトが集まりやすく魚と出会える確率が高い場所。風が吹けば奥まった場所は恰好の憩いの場。 食事場所、体を休める場所を状況に応じて探せれば、魚と出会う確立を上げることが出来る。そして僕たちが狙えるいくつかのレンジを探ることで、更に確率を上げることが出来る。例えばボソ~と探るとかね。 心と体をゆっくりと落ち着かせることでも確立を上げることが出来る。そしてその時がやって来た。 “ウエくん、、顔がデカイッ” 気が付けばガッツリと握手をしていた。そしてその手は震え喜んでいた。サルーダくんナイス50アップ!因みに僕は面長ね。。 朝晩がしっかりと冷え込み、木々が光をたっぷりと浴びている。今年も鮮やかな紅葉が期待出来そうだ。次回の釣行は紅葉を惜しむ頃かな。因みに僕が魚を釣る確率は、、、あまり考えないようにしよう。 Cornell Campbell “I’m still waiting” サルーダくん、またゆっくりと遊びましょう。ぺこり。 Ue

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FLIP SIDE

FLIP SIDE

トーンアームがバランスを取りカートリッジに付けられた針がレコードから音を拾う。柔らかく深みのある音がスピーカーから流れてくる。音が消え、針がレコードをこすりジリジリという音が鳴る。その音を合図に裏返すという手間をかけ裏面の音を聞く。この裏返すという手間がLIVE感を出している感じがしてとっても大好き。 レコードの裏面って隠れた名曲がある。ヒット曲をイメージしてつくられた表面。それを裏面から支えさらに自分たちがやりたいという思いが込められた裏面。その思いが時として隠れた名曲を生むのかもしれない。 “ヒロシもいいですか” ナカセちゃんとヒロシくんを繋げる線が見当たらなかった。交わらない平行線のように。でもそれって僕の勝手なイメージだった。平行線は無限先で交わるかもしれない。そしてレコードの裏面のように僕たちだけしか知らない最高のセッションを生むのかもしれない。 レゲエでは7インチレコードの表面で使われる音から歌声を抜いたヴァージョンが裏面で使われる。THE SENSATIONSのヴァージョンはBITTY MCLEANがBABY TONIGHTで使用したリディムのもとネタ。とっても気持ち良いよねー、、どうでもいいか。 THE SENSATIONS “THOSE GUYS” 使い方があっているかどうかは分からない。今日の僕らを例えるなら “FISHING FAVORIT THOSE GUYS” ちょいと強引な英語かな。 ナカセちゃん、ヒロシくん、また三人で行きましょう。あっ、ナカセちゃん、この前はタックルボックス、今回は車の鍵の忘れ物。トダさん的にいうなら、だらしないんだから。。 Ue

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ワンドロップ

ワンドロップ

レゲエは好きだけど専門的な事はさっぱり。なので、僕のイメージ。 1拍目ではなく2拍目にアクセントが来る独特な裏拍のリズムは少しのズレを錯覚させるが、とてもシンプルでストレートなリズム。そしていつの間にかに心と体がダンスを始める。 秋の長雨によって気温や水温が徐々に下がり新鮮な水が水面を覆う。そして全てのお魚たちの活性が上がる。僕たちがこよなく愛しているお魚も動き回れる力を取り戻し冬への備えを兼ねてくびれた腹をまん丸と膨らませる。 縦へのアプローチがほとんど出来ない僕たちの釣り。なので、横へのアプローチがメインになってくる。ルアーチョイスやアクション、タイミングなど試行錯誤を繰り返しアプローチしていく。 僕には持ち合わせていない縦でも横でもないほんの少しのズレをヒロシくんは操る。秋のなにがしだけでは片付けられないテクニック。お見事でした。 ドマンスイのサンケツドマンナカ。投げることが出来る場所はかなり少なめ。それでも信じて投げ続ける事でいくつかの答えを見つけたサルーダくん。これまたお見事でした。 気持ちの良いバイト音。お前になんかに会いたくないと抵抗するが、久々だから顔を見せてやるよと。お魚さん、お久しぶりです。ぺこり。 そうそう、僕にも得るものがあった。釣れたルアーと釣れなかったルアー。投げ続ける事でそのルアーの特徴や秘密を見つける事が出来た。どちらのルアーとも心を通じ合う事が出来たと思う。そしてもっともっと使いこもうと決めた。 ズレという言葉が適切かどうかは分からない。するべき会話を忘れ、あまりにも均等に分けられた距離、喜びを感じるであろう時間帯には何も起こらず、何となくいつもとは違う空気が流れていた。僕は何かがズレていると感じていたが、そのズレの解釈は間違っていた。僕たち3人は、めまぐるしく変わる景色の中で、会話と距離をゆっくりと楽しみ、自然に身をまかせ心地よいリズムを感じていた。例えるならワンドロップかな。 Bob Marley “One Drop” コンビニでザキくんとグランデくんに遭遇。ザキくん曰く、厳しかったけど素敵なお魚に出会えて大満足な1日だったと。そしてビール片手にニヤニヤしながら呟いた。 “今一番頼れるルアーなんだよねー” 来月には発売するみたい。早く使ってみたい。 サルーダくん、ヒロシくん、楽しい時間をありがとうございました。またこのリズムを楽しみに3人で行きましょう。ぺこり。   Ue

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夏のときめき

夏のときめき

“季節は確か秋だったと思う。それも、まだなりかけの頃で、草いきれのする青いにおいが、汗ばんだ景色にしつこく絡んでいたのを覚えている。” ナレーションを聞きながら僕がこの遊びを始めた頃を思い出す。あの頃はお魚を釣る事だけに集中しすぎて見ていたはずの景色や横にいた友達との会話も大事な思い出が全てうる覚え。初老と言われればそれまでだが。 今はどうか。朝晩の涼しさに季節の訪れを感じる。空が曇りジメッとした匂いを感じる。自然が醸し出す音に耳を傾ける。それら全てのBGMにときめき、のんびりと友達との釣りを楽しんでいる。 旅の始まりはいつからなのか。道具などの準備を始めた時と思っていたがどうやら違うらしい。ルアーやお友達と出会った時に始まっていたのかもしれない。 もしくはこの一杯が始まりか。   寝静まった街の灯りがぼんやりと湖面を照らす。薄暗い雲に覆われた隙間からほんの少しの光が差してきた。今日はすっきりとしない朝になりそうだ。きれいな朝焼けは見ることが出来ないのかと思いながら準備をする。 僕の記憶では1投目で釣れた事もなければ見た事もない。何が何だかわからないうちにオカさんがお魚を釣りあげる。僕はドキドキとときめきを感じていた。 旅を始めて24時間が過ぎたころ、釣欲、睡眠欲、食欲、温泉欲と幾つかの欲に心と体を奪われる。 この場所に初めて来たのは確か6年前。4泊5日の旅は嵐と共に過ごし釣りをしたのは1日ちょい。今回もわざわざ挨拶に来たみたい。どうやら嵐に好かれているようだ。出来ればお魚に好かれたい。 午後は風裏のエリアでぷかりと浮いてみたが風にあおられ波立つ湖面にお手上げ、釣りにならないので30分ほどで撤収。片づけをしながら地元の人やこの場所に夢を求めてきた人とツリコミュニケーション。そして地元でもない僕のオールドスクール情報を教えた。釣れますように。 この旅は“ばんざい”か“お手上げ”か。夜はビール片手に釣りや音楽、食に仕事、ほろ酔いでゆっくりと語り合った。そして瞼の重みに耐えられなくなり眠りにつく。夢の中では“ばんざい”をしていた。 翌朝。どう表現したらいいのだろう。ときめきがゆっくりと消え夢へと変わっていく。その夢にときめき、きっとこの場所に戻ってくるのだろう。 そして、この旅の最後の目的。久々の再会をにらそばで乾杯の前に、ヒラヤマファミリーからのサプライズ。 “ドブにご案内します。釣って下さいね。” とっても楽しかったヒラヤマガイドサービス。同時に懐かしさを感じた。初めて釣り道具を買い、自転車で近くの川に出掛けた。あの時見た川を思い出し、子供目線でドブを見つめていると、何故か狭ければ狭いほどときめきを感じる。不思議な感覚。因みに、モデがふにゃーんでバラしたのは内緒ね。 旅が終わりに近づいてきた。思い出を形にするためにそろそろ〆ますかな。 おっと、また〆てしまった。 Bob Marley “Acoustic Medley” 旅は人や自然との距離を縮め、新しい出会いや発見をすることだと思う。旅から戻り写真を眺めあの時のことを思い出す。いつの間にかに胸がドキドキとする。この思いを言葉で表現するのであれば、夏のときめきかな。 オカさん、ヒラヤマファミリー、連絡を頂いた皆さま、ぺこり。 Ue

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五感

五感

5つの感覚器官で感じたものを心に伝える。そして心が受けとめ感性を柔軟にする。豊かにする。それが僕たちの休日。 青々と緑に覆われた山々を目で見て感じる。 ヒグラシの鳴き声とダーダーが水面をノックする音を耳で聞いて感じる。 目を閉じ、耳を休ませ眠りにつく。そして雨の匂いを感じゆっくりと目を開ける。 夏限定冷やしつけ麺を舌で感じる。水面ってご飯が旨いよね。 久々のお魚を肌で感じる。少し忘れかけていたドキドキを体全体で感じる。 キャストするたびに “癒されるね” “釣りって楽しい” と、心の声が漏れていた。日々の疲れがスッと消え豊かな五感が育まれたようだ。僕はそれを後ろから眺め、にんまりとする。 The Investigators “Summer Time Blues” ハバさんはヒグラシの森で癒されたみたい。今度は一緒に遊びましょう。オットさん、やっぱりボートは2人で下ろすもの。なので道場は1人でどうじょ(笑) Ue

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夏のごあいさつ

夏のごあいさつ

お中元は親しい間柄でも日頃の感謝の気持ちを伝えるごあいさつ。そしてご縁をつなげる日本ならではの伝統。 しかしながら、僕たちの年代やさらに若い年代ではこの伝統も消えかけている。 大事なことはこの時期に一度立ち止まり、感謝の気持ちをこめてごあいさつをするということ。かたちあるもの以外でもね。 日頃の感謝の気持ちをこめて水面デートというかたちでごあいさつ。 2、3年ぶりにお魚さんからのごあいさつ。やったね! Freddie McKay & Trinity “When You’re Smiling” 僕たち釣り人の憩いの場。ここでも皆にごあいさつ。さてと、午後は何処に行こうかな。 “ギクッ!?” 子育てで痛めた嫁の腰が悲鳴をあげた。無理は出来ないので、今日は帰りますかな。 7月はじめから15日ごろがお中元。それを過ぎて立秋までは暑中お見舞い。今日は17日だから暑中お見舞いになるのか。 パパ、、そんなことはどうでもいいよ。。   Ue

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Switch

Switch

心を慮るはちょっと大袈裟。単純に自分だったらと置き換えてみる。 あることがきっかけで気持ちが高ぶり、そしてまた行きたいと思いたい。そう、自然とスウィッチが入る感覚。 レストランオオタニのバーグから今回の釣りが始まった。関係ないけど肉と釣りってドキドキしちゃう。 “始まりの地” 距離が縮まり歯車が噛み合うとはこのこと。週末と来週末の話が同時に進み出す。 鬱陶しい梅雨を追い払う朝焼けの中、のんびりと釣りを始める。 そろそろ2匹目のお魚に会いたい。僕自身のスウィッチを入れる。 開始早々、お魚から軽いキッスのご挨拶。ゆっくりと進んでいくと、突然声を掛けられ抱きつかれる。でも人違いだったみたいで振り払われる。ドキドキしちゃうけど、こんな時ってたいがい釣れないやーつ。 “ボッコン ボッコン ボッカン!”  何の話か分からないけど、すごく楽しそう。 ルアーを見比べ会話を楽しむコトナ達。ストーリーが刻まれたエクセレントボーイ。カッコイイ。 これからの時季はお昼の温泉がルーティン。 釣りに行くことすら忘れ会話を楽しむ。ゆっくりとした空気の流れにのって徐々に集まってくる。ヒロシくん的にいうと、ドラクエテキスタイル。 初めて一緒に乗る時、僕は程よい緊張をする。そしてぎこちない会話を積み重ねることで程よい緊張がスッと消え相手への興味と変化する。僕なりの距離の縮め方。この時感じるドキドキが好きなのかも。 タカさんに挨拶をしに来てくれた2匹のお魚。次回はがっつり抱きしめる様を見てみたい。なので、またこの場所に戻って来ましょう。 ヒロシくんと一緒に釣りをして感じたこと。釣るまでのプロセスの価値を非常に大切にしているなぁーと。とっても刺激的。 マッキーくん、イトーさんに挟まれたい。近々サンケツしに行きましょう。 林夫さん、林妻さん、ザキくん、また今度遊びましょう。あっ、ザキくんが “皆でワイワイしたいな” と呟いていた。秋のU49祭りやっちゃいますか!多分釣れないけど(笑) Tony Tuff “The First Time I Met You” 帰り道。車内では心地よい疲れを感じながらゆっくりと会話を楽しむ。そして今日の釣りを思い出し呟いた。 “ものすごくお魚釣りたくなっちゃったじゃん” どうやらタカさんのスウィッチが入ったようだ。にやりとした笑顔がルームミラー越しに見えた。そして僕もにやりとした。   Ue  

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始まりの地

始まりの地

昨年より2日遅い、6月5日に関東甲信地方で梅雨入りが発表された。近年では雨がしとしとと降り続く事が少なくなり、ジメッとした空気だけがまとわりつく。明確な春の終わりと夏の始まりが消えかけ少しの寂しさだけが残る。 今年はまとまった雨が降るのだろうか。水が入れ替わりお魚達は元気に遊んでくれるのだろうか。そんな心配をするのはきっと僕たちプラッガーだけ。 Dennis Brown “Here I Come” ジメッとした空気は姿を消し、どちらかといえば梅雨明けのカラリとした陽気。今日は夏日になりそうだ。半袖短パンで船に乗り込み釣りの準備を始める。 今日はこいつから始めよう。ホグをラインに結ぶ。ふとエントリーポイントを眺める。すると何かが頭の片隅に引っかかる。どちらかといえば良い引っかかり。 途中で出会ったプラッガーやヘラ師、皆が口を揃えて“そっちにはお魚いないよ”と言う。分かってはいる。それでも上流を求めちゃうのが、僕たちプラッガーの悪い癖。 反応はなかったけど、ゆっくり会話を楽しんだ。僕にとってはお魚の居場所を知るよりも大きな収穫。そして徐々に引っかかりが取れ始める。 夕マヅメを考えると、そろそろお昼ご飯の時間かな。 ヒ“マッキーさん釣っている” 電話をしてみると、マッキーくん、ノビーくん、ヌノさんがプラッガー憩いの場“しすい亭”に居るらしい。ワクワクしてきちゃう。これは行くしかないよねー。 繋がる楽しさをあらためて感じながら、この時間を思う存分楽しむ。 昼寝をして夕マヅメに備える。寝落ちする直前に全てを思い出す。引っかかりが取れゆっくりと瞼を閉じる。 釣れなかったけど、僕たちの距離は縮まった。渋谷で必然と会う程の距離に。 何年か前の出来事。エントリーポイントで昼寝をしていると激しく窓を叩かれる。ねぼけまなこをこすりながら起きあがる。 “ウエさん、初めまして。会いたかったですー” と、握手を求められ、半分夢の中で柔らかな握手をした。そして人柄を現す優しい笑顔を覚えている。 ここでの出会いがなければ、今日という日はなかったと思う。僕たちの始まりの地。またゆっくりと行きましょう。そして言わせて下さい。肩にワンパンいれながら“釣りやがったし”と(笑) さてと、寝ますかな。 Ue  

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遠回り

遠回り

まわり道をして行くこと。かけなくてもいい手数をかけること。 出会いから約8年。随分と時間がかかったのかもしれない。でも近道をしていたら、今のように深みのある関係になれなかったと思う。 お気に入りの釣具屋で何度か挨拶をした。そして少しずつ距離を縮めながら年をとり今日という日が来た。これが僕たちの遠回り。 水面を見ているとウキウキとしてくる。言葉を交わしながらゆっくりと準備をする。水面までの遠回り。 小鳥たちの元気な鳴き声。ざわめく草木。波立つ水面の音。それらに癒やされながら会話を楽しむ。 よくあるよね、スピーチする時って勝手に手が動いちゃうやつ。そんな感じで僕たちは会話を楽しみながら自由気ままに竿を動かす。 人とお魚との出会い。独特の刺激が僕たちの釣りにはある。だからこれからも遠回りをしながら続けていくのだろう。 そうそう、お魚との出会いはいつも遠回り。だって釣り下手なんだもん。 かっちゃんに案内してもらった“麺屋まる勝かっちゃんら~めん” さまざまなラーメンを食べたい。中には好みではない一杯もある。でも一度は食べてみないと次には進まない。遠回りしてたどり着いたもつラーメンにメガバイト! 眠さと戦いながら帰ることも出来た。でも帰るまでが僕たちの釣り。なのでコンビニで一眠り。そしてゆっくりと家路に着く。ブジュに会うまでの遠回り。 Phyllis Dillon “One Life To Live” 次回はお魚に会いに行きましょう。ぺこり。 Ue

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